2010年1月26日火曜日

為替相場頼み

円と為替相場の相関が強すぎる。円高になると同時に株式が急落。この下げはかなりきつい

個人投資家の投資意欲は、1月半ばにかけての株価上昇を背景に、持ち直し傾向にある。ロイターが26日にまとめた1月個人投資家調査によると、日本株への投資スタンスを示すロイター個人投資家DI(「強気」の割合から「弱気」の割合を引いて算出)はマイナス26となり、前月から40ポイント近くも改善した。

中国の金融引き締め
「前年とあまり変わらない勢いで、当局の引き締め姿勢がさらに強まるとの見方から、ドル/円や豪ドル/円などのクロス円を売り込む動きにつながった」(都銀)という。

「中国の預金準備率引き上げに関しては、以前に報じられた話題にもかかわらず、アジア株やクロス円が大きく下げるなど、市場の不安感を反映した相場だ」と話している。

一部報道では、ゴールドマン・サックスが銀行免許を返上するのではないかと伝えられたが、投資銀行業務に詳しいある関係者は「銀行免許を持っていると、投資銀行はできないという新しい規制だから、投資銀業務で収益を上げたいなら、そうせざるを得ないだろう。ただ、将来、収益悪化に直面しても、もう政府から公的資金は出ないという枠組みだ」と述べた。

米系銀を経由して供給されてきたリスクマネーは、規制実施後に遮断されることになる。収益に打撃を受ける米系銀の株価だけでなく、ロシアなどの新興国株、金などのコモディティ価格が前週末に下落したのは「リスクマネーの行き先で逆回転のマネーシフトが発生しているためだ」

ドルは対円で安くなっているが、ドルキャリートレードの巻き戻しが全面的に起これば、リパトリエーション(資金の本国還流)でドル高になることも予想される。

外国人投資家の買い越しは継続

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