2010年1月22日金曜日

鈍る外国人投資家

日経平均277円安
ここ3日寄り付き前の外国人投資家の買いが鈍ってきている。ただこれまでの傾向であるとまだ外国人投資家の買いは続くと捉える見方が多いと思われる。

プラス要因
今日はなし

マイナス要因
米金融規制案を受けた円高
中国の経済指標発表後の利上げ警戒感の継続
円高危機
信越化学の決算

更なる円高トレンドが続くようであると一旦キャッシュの比率を上げた方が良いかもしれない

モーニングスター
企業業績への期待感もあって押し目買いが支え、下値に対する強さが意識されたようだ。多くの外資系証券がリポートで日本株に対するスタンスを『オーバーウエート』に引き上げているため、こうした買いが週明け以降も継続しそうだ。米国の金融規制案についても日本株に対して影響は少ないだろう。過熱感を冷やすという意味でもきょうの下げは悪くない。一方、二番底回避の見方が強まっているだけに、海外勢の動きを鈍らせないためにも、景気の踊り場とならないよう予算案の通過には期待したい」

ロイター
邦銀系の株式トレーダーによると、前場から米系ヘッジファンドや国内勢が売る一方で、アジアの政府系ファンドが1万0530円付近で大きな買いを入れているという。同トレーダーは「アジアからのマネー流入が目立つ」と指摘する。韓国ウォンキャリートレードを進めていた海外のヘッジファンドによる韓国株売り/円買いの動きも観測される。

「年末年始にかけての急騰局面からほぼ半値押しとなり、値ごろ感が出てくるところだ。押し目買い意欲は強く、さらにどんどん下げる感じではない」

国内証券の株式トレーダーは、VIX指数とは対照的に日経平均のボラが低水準にとどまっていることについて「日経平均の下値が堅いとも言える」と指摘する。

「海外勢の買いはみられず、売り越しに転じている海外勢もいる。国内勢や短期筋の売りも目立っている。米金融規制案はいずれ現実路線に落ち着くと思うが、今は様子見だ」(大手証券トレーダー)との声が出ている。

日経平均は調整のメドとみられた25日移動平均線に接近し、押し目買いも入り始めている」

来週の株

日経平均の予想レンジは1万円―1万0900円。 

 市場では「年末年始にかけての急騰局面からほぼ半値押しとなり、値ごろ感が出てくるところだ。1月15日に1万1000円に近づいた過程で買われた主力株への押し目買い意欲は強く、下がれば買い戻しが入るだろう。1万0500円程度がサポートラインとなるのではないか」

ただ、「今年に入っての高値水準である1万0800円、1万0900円では上値は重くなる半面、国内決算の結果や米国の政策に対する嫌気が強まれば、1万円近くまで下押しする可能性もある」という。

市場では「これまでアジアのアロケーションにおいて日本株比率がゼロだったファンドも少なくなく、それらのファンドが比率変更で日本株を買い始めたと聞く。銘柄選別の意識が薄く、コア30などを無条件に買っているようだ」(国内投信)との声がきかれる。

規制・政策案の現実味にかかわらず、市場はリスク回避の姿勢になりやすいとみられている。インベストラスト代表の福永博之氏は「リスク資産である株式は売られやすい。一方、リスク回避で消去法的に円が買われやすく、円高警戒感が一層強まるかもしれない」

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